17:18 瑞風が岡山駅に入線してきました
私達が観光している間、瑞風は岡山から倉敷、中条、瀬戸と移動してまた岡山に戻ってきました
岡山下車の時も乗車の時も開くのは5号車のラウンジカーのドアだけでした
乗車すると暖まってくださいとほうじ茶が出てきました
夕食のドレスコードはセミフォーマルなので部屋に戻って着替えてから18時に食堂車へ
1日目の夕食はレストラン「HAJIME」
世界ランキングの「Foodie Top 100 Restaurants」「Asia's 50 Best Restaurants」にランクインしています
オーナーシェフの米田肇さんは世界を代表する100人のシェフ「100 chefs au monde」にも選ばれています
フレンチなので飲み物は「TAITTINGER BRUT RESERVE」を頂きました
「地球との対話」というコース料理で
メニューにはそれぞれの料理の説明が書かれていたのでそれをそのまま書きます
最初に出てきたのは「生命」SEIMEI -lifeです
瀬戸内の小さな生命を感じていただくために白アマダイをフライにしています
熱いので気をつけて手でお召し上がりください
サフランときゅうりの酢漬けのソースを添えて
パンは「ル・シュクレクール」のバタール
パンにつけるのはバジルバターとバターと岩塩
2品目は「川」KAWA-river
器は岡山県の木工作家「山田哲也」氏の作品
海に降ることなく、この地で命をつないできたニジマス
その生命の輝きと儚さを伝えるために
身がきらきらとする一瞬を狙い
さらに口の中で溶けていくように火を入れています
山にある独活、渓流に生息する葉ワサビ、クレソン、オゼイユ
川の中から見た景色を感じてください
2杯目の飲み物はノンアルコールワインのカールユングメルロー
3品目は「地球」CHIKYU-planet earth
器は広島県のガラス作家「末國清吉」氏の作品
自然への敬意、地球の循環、ミネラルの表現
山に雨が降り注ぎ、そのひとつひとつが雫になり、葉を伝い、地表に落ち
様々な地層を通り、力を抱え、森の中で川の一滴として誕生します
その一滴一滴が渓流をつくり、川になり海へと繋がります
そして、海で雲がつくられ、雨を降らします
地球はこの循環の上に成り立っています
大地の力を吸収するのは野菜
大地に根を生やす植物が必要な成分を吸収し、その残りのミネラルが
川から海へと流れていきます
海でミネラルと出会うのは貝
大地と海とのミネラルを合わせたこの一皿は
私たちも循環という自然の摂理の一部であるということを感じさせ
地球から人へのメッセージのような気がします
4品目は「海」UMI-sea
海からは鮑、大地から玉ねぎとカリフラワー、山からトリュフ
山、大地、海、それぞれの場所で生まれた別々の食材
しかし、それが皿の上で調和する
自然のつながりと美しさを感じてください
5品目は「希望」生命と大地の芽吹き KIBOU-hope
大地から植物が天に向かって芽吹くとき、そこには希望を感じるものです
私たちは常にまだ見ぬ未来を生きていきます
生命と大地からの芽吹きを体感することで
明日への希望を感じて欲しいと願います
6品目は「収穫」SYUUKAKU-harvest
器は山口県の陶芸家「高野友美」氏の作品
瀬戸内の恵みとして、苺をソースにしました
上には蜂蜜の泡を
温かいソースをアイスの上にそっとかけて
瀬戸内の寒暖を楽しんでください
フランボワーズのプリンとチョコレート、コーヒーは「タカムラコーヒー」の豆です
食事が終わったのは19時半頃でした
お部屋に戻るとベッドが出来ていました
ベッドサイドには「エス コヤマ」のチョコレートミル・サバンと黒七味が置いてありました
ラウンジカーでは演奏会も行われるのですが次の日の朝が早いので21時半頃には寝ちゃいました
朝食は6時からでまだ外は真っ暗でした
朝食もHAJIMEの監修でした
広島のたけはらキャンベルジュースと温泉卵
パン
牛乳とヨーグルト
サラダ
スープ
スモークした豚肉
デザートは苺
食事が終わった頃ようやく外が明るくなってきました