次に訪れたのはMuseo Nacional de Antropología(国立人類学博物館)
まずは博物館中央にあるパティオへ
「傘」と呼ばれているブロンズの打ち出しは屋根を支える円柱と同時に噴水にもなっています
上から水が滴るそうですがこの時は残念ながら水は出ていませんでした
上のほうにある2つの顔は右側ヒゲのある方がスペイン人、左側がマヤ人
下の方には昼の太陽である鷲と夜の太陽であるジャガーが
反対側はこんな感じです 聖なる木セイバの下に太陽があります
まず最初に入ったのは先古典期室
メキシコ中央高原トラティルコの墓地で見つかったBC800~1200頃の「アクロバット像」
豊穣のシンボルである女性の土偶が多く見つかっているそうです
次に向かったのはテオティワカン室
太陽のピラミッド前の広場で発見された「太陽の円盤」
中央に太陽の神トナティウを表す髑髏があり、突き出た舌は太陽光線を表しているそうです
ケツァルコアトルのピラミッドの彩色された実物大のレプリカがあります
遺跡で見つかった壁画のコピー
真ん中にいる雨の神が雨を降らして、横にいる2人の神官が種まきをしているのだそうです
テオティワカンの勢力が大きかったことをあらわしている交易品
法螺貝は中が渦巻きになっているので雲を連想するのだそうです
蓋付き香炉
月のピラミッド前で発掘された水の女神チャルチウトリクエ 高さ316cm
真ん中にある穴には水晶か黒曜石がはめ込まれていたのだそうです
水晶でつくられたもの
黒曜石でつくられたナイフや矢じり
トルテカ室にあるカカシュトラ遺跡の壁画
テオティワカンの事が書かれているステラ
球技場の的 メヒカ室の入口にあります
次はメヒカ(アステカ)室
メキシコのコインの裏に描かれた絵柄の元になった石碑
オセロトル・クアウイシカリ
大地の神ジャガーを模した首と心臓を捧げる台
右下はジャガーの背中にある穴の模様のレプリカ
冥府ミクトランの王で死の神ミクトランテクートリの像
メキシコ・シティのマヨール広場で見つかったティソクの石碑
敵対する民衆の神の髪の毛を攫み捕らえようとしているアステカの神の姿が彫られています
口が2重になっている春の神の像 毎年皮を脱いで新しく生まれ変わるという意味があるそうです
アステカ時代のチャクモール
チャクモールは死んだ戦士を象徴し、神への生贄などの供物を運ぶ存在だと考えられていたそうです
神殿の様子を再現したもの
アステカの首都「テノチティトラン」の復元模型と壁画
商業都市「トラテロルコ」の市場のジオラマ
1790年にソカロで発見された「太陽の石」アステカカレンダー 直径358cm 重さ25t
中央の太陽像トナティウの周りにはアステカの暦と宇宙起源論との関連を示す絵文字、記号が配置されているそうです
アステカの暦は1ヶ月を20日とし1年は18ヶ月に分けられていて残りの5日間は「魔の日」と言われていたそうです
太陽の石の復元図
アステカの大地の女神コアトリクエ像 高さ350cm
コアトリクエとは「蛇のスカートをはいたもの」という意味だそうです
切り落とされた首から落ちる二筋の血潮が蛇の形で現れていて植物再生、豊穣祈願の意味をもつそうです
ネックレスは人間の手と心臓でできていてスカートはトグロを巻いた蛇です
コアトリクエの足の裏にはこんなレリーフがあるそうです
コヨルシャウキの頭像 高さ77cm
コアトリクエの娘でアステカの月の女神 コヨルシャウキとは顔に鈴をつけた者との意味だそうです
人間や動物の骨でつくられた楽器
金でつくられたアクセサリーなど
健康と快楽の神、花と美と愛と幸福の若い神、音楽や舞踏、芸術の神、トウモロコシの神といわれるショチピリ像
ショチピリとは花の王子という意味だそうです
博物館で最も素晴らしい作品だと言われている器
妊娠した猿が自分の尻尾を掴んでいる姿です
極度に壊れやすい黒曜石でつくられています
雨を呼ぶ雲を引き起こす風の神だと考えられているそうです