京都旅行の続きです
宝厳院を出た後、桂川沿いを歩いて
亀山公園へ
夏に来た時には全然人がいなかったのに今回はたくさんの人が歩いていました
国指定文化財の大河内山荘庭園
大河内山荘は時代劇の名優「大河内傳次郎」(1898~1962)が別荘として造営しました
小倉山の南東面、亀山公園に挟まれた約2万平方メートルの荒れ地だったところに
昭和6年から傳次郎が64歳で逝去するまでの30年の歳月に渡りこつこつと創り上げた庭園です
まずは入山料に含まれているお抹茶を頂きにお抹茶席へ
こんな景色を見ながらお茶を頂きました
東の嵐山、遠くは比叡山、西の保津峡を借景にした回遊式の庭園です
登録有形文化財の大乗閣
寝殿造、書院造、数寄屋造など日本の住宅の伝統的様式を合わせ取り入れた建物で
傳次郎の構想に基づき数寄屋師の笛吹嘉一郎が施工しました
庭園内には数多くの松、桜、楓などが植えられています
茶室「滴水庵」の前庭
高台から見た嵐峡と千光寺
信仰の篤い傳次郎が座禅したという持仏堂へ続く道
月香という東屋からは市内が一望できます
大河内山荘を出て、竹林の横を通って
カワセミを見かけることがあると言う小倉池のそばを通って
常寂光寺へ
小倉山の中腹にあり、境内の庭園には200本余のカエデが植えられていて秋は全山紅葉に包まれます
その常寂光土のような風情から寺の名が付けられたそうです
1642年建立の鐘楼
梵鐘は第二次大戦の金属供出で失われ、
昭和48年に京都工芸繊維大学教授青木一郎の音響設計により鋳造されました
わかりづらいですが瓦にももみじの模様があります
重要文化財の多宝塔
1620年建立、高さ12m、方三間、重層、宝形造、檜皮葺
常寂光寺門前のもみじ
少しお腹が空いたので二尊院門前茶屋でみたらし団子を頂きました
嵯峨天皇(在位809~813)の勅願により慈覚大師が834~847に開山したと言われている二尊院へ
紅葉の馬場と言われる参道を進みます
応仁の乱による延焼で堂塔伽藍が全焼しましたが、1521年三条西実隆により勅使門(唐門)が再建されました
本堂も同じ時に再建されました
本堂裏の庭
二尊院境内には公家の二条家、三条家、四条家、三條西家、鷹司家の墓所や
土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇の分骨を安置する三帝陵があります
檀林寺の前を通り
夏にも行った祇王寺へ
残念ながら葉っぱは全部落ちてしまっていました
苔に落ちたもみじも枯れて色が変わってしまっていました
次の場所へ向かう前に「いっぷく処つれづれ」と言うお店で小休止
くりーむあんみつ(上)とわらび餅(下)
最後に訪れたのは鎌倉時代初期の公家「藤原定家」の小倉山荘跡と伝えられ
江戸時代に定家の子孫である公家冷泉家が再興した寺「厭離庵」
この場所は定家が百人一首を撰したところと言われています
11月1日から12月7日のみ一般公開されています
予約すれば上記以外の日でも見学することが出来ます
JRで京都駅に戻り買い物をして19時前の新幹線で家へ帰りました
夕食は下鴨茶寮のお弁当(上)と六盛のお弁当(下)を新幹線の中で頂きました
これで京都旅行のお話は終わりです
次回はまた四川省の旅行のお話の続きです
いただきもの
「お嬢と一緒に」のりみこさんからとっても素敵なクリスマスカードを頂きました
りみこさんありがとうございました~
ご紹介が遅くなってすみませんでしたm(__)m