成都でお昼を食べた後、バスで56㎞移動して都江堰へ
都江堰は紀元前256年頃に造られた水利・灌漑施設です
まずは「秦堰楼」という高台にある建物に入ります
この建物からは都江堰の全貌が見えます
こちらは「魚嘴」という部分で岷江の流れを適切な比率で本流と灌江とに分ける役目をしています
こちらは中州部分で真ん中にあるのは宋時代に造られた「安瀾索橋」という吊り橋
建設当時は全長500mの吊り橋でしたが明時代に戦火で焼失し清時代に再建されたそうです
写真の左側部分が「宝瓶口」と言われる部分で運河へ入る水の量を調節している部分だそうです
展望台を降りて都江堰の治水工事を行った「李冰」と息子の「次郎」の功績を称えて建てられた「二王廟」へ
南北時代に建てられた当初は「崇徳祠」と呼ばれていましたが
宋代以降に李親子が王に封じられ「二王廟」と改称されたそうです
二王廟は道教のお寺で
山の地形を含めた周囲の自然と調和させることに価値を置いたために左右非対称の造りになっています
「安瀾索橋」を渡り中州へ
「秦堰楼」と「安瀾索橋」
「魚嘴」の先端部分
現在は石とコンクリートで築かれています
「都江堰」は「青城山」とともに2000年に世界遺産に登録されました
成都へ戻り「蜀錦」の工房へ
「蜀錦」には緋地に黄・藍・緑などを交えて連珠円または格子内に花文・獣文・鳥文などを配した文様のものや
明代に織られた八角形の四方に正方形を連ね中に花文・竜文などを配した文様のものがあるそうです
「龍抄手」というお店で四川小吃を食べた後、「蜀風雅韵」で伝統芸能を鑑賞しました
伝統楽器の演奏
川劇(せんげき)の折子戯
杖人形
変瞼(へんれん)
役者さんが衣装の袖に顔を隠した瞬間に上の写真の緑の顔が下の写真の赤の顔に変わりました
「一子相伝」の秘伝で中国では第一級国家秘密として守られているそうです
手影絵
杖人形の変瞼
ブレブレですが人形が火を吹いていました
他にもチャルメラの演奏や軽業や夫婦喧嘩を題材にした演目などが行われました
1時間半くらいのショーでした
これで2004年7月の中国四川省のお話はお終いです
長い間お付き合いいただきましてありがとうございました
おまけ
22日に今年最後の遠出をしました
お昼に頂いたのはこちらの海鮮丼 お皿の中のお刺身を自分でご飯に盛って食べます
少し早いですが、この記事が今年最後の記事になります
今年一年ご訪問いただきましてありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします
来年最初の記事は今年8月に行ったシンガポールのお話です