11月23日、24日京都へ行ってきました
京都駅から地下鉄に乗って北大路へ行き、バスに乗り換えて鷹峰源光庵前で下車
まずは島原の名妓吉野太夫ゆかりのお寺「常照寺」へ
参道沿いの紅葉はこんな感じでした
2代目吉野太夫が寄進したという山門(赤門)を入り
本堂へ
1616年本阿弥光悦の土地寄進で日乾上人が開創した日蓮宗のお寺です
境内の紅葉はこんな感じでした
吉野太夫を偲んで建てられた茶室「遺芳庵」には壁いっぱいに切られた円窓があります
吉野太夫が好んだことから「吉野窓」と呼ばれています
遺芳庵横にあったもみじ
寺内には日乾上人や吉野太夫のお墓もあります
次に向かったのは源光庵
1346年臨済宗大徳寺の徹翁義享の隠居所として開基しました
1694年卍山道白により曹洞宗に改宗されました
本堂は1694年の建立です
本堂裏の枯山水庭園
本堂内の廊下には伏見桃山城の遺構の「血天井」があります
1600年徳川家康の忠臣「鳥居元忠」 等380余人が自刃した時の跡が残ったものです
真ん中辺りの濃いしみは横向きに倒れた人の跡だそうです
足跡や手の跡なども残っています
本堂にある並んだ2つの窓から見た紅葉も綺麗なのですが
今年は暑い日が続いたのでもみじが色づくことなく落葉してしまったそうです
角型の窓は「迷いの窓」と呼ばれています
「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているそうです
丸型の窓は「悟りの窓」と呼ばれています
「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現するそうです
お昼ご飯は近くにある光悦茶家で頂きました
冷たい山菜そば
にしんそば
鴨そば
次に訪れたのは光悦寺
1615年徳川家康によりこの地を与えられた本阿弥光悦が一族、工匠等と移り住み芸術の集落となったそうです
本阿弥家の位牌堂を光悦没後に本法寺の日慈上人を開山に請じて寺に改めたそうです
境内に建つ茶室「大虚庵」
光悦が鷹ケ峯に営んだ居室の名称ですが現在の建物は1915年に新たに建てられたものです
大虚庵前にある竹の垣根「光悦垣」はその姿から「臥牛(ねうし)垣」と呼ばれ徐々に高さの変わる独特のものだそうです
光悦寺から見た景色
次は千本通りを下って今宮神社へ向かいました
平安時代創建の古社で徳川綱吉の母「桂昌院」ゆかりの社としても知られています
現在の社殿は1902年に再建されたものです
境内の紅葉はこんな感じでした
「阿呆賢さん」と呼ばれる神占石は撫でて軽くなれば願いが叶うと言われています
東門の門前には参道をはさんで2軒のお店が建っています
右が創業から1000年となる「一文字屋和助」左が創業400年の「かざりや」
どちらも長い行列が出来ていたので心持ち短かった「かざりや」に並びました
親指大にちぎった餅にきな粉をまぶし、備長炭であぶった「あぶり餅」を食べることができます
白みその甘だれがかかっています 1人前15本です