アジャンター石窟群の続きです
次は2つ目の階段を登ったあたりまで進みました
1つ目の階段を上ったところにあるのは第9窟
紀元前2世紀から紀元前1世紀ころに造られたチャイティヤ(礼拝堂)窟です
第9窟と第10窟の間の壁にある足を開いて座る釈迦の像
第10窟も紀元前2世紀から1世紀ごろに造られたチャイティヤ窟です
ファサードにある馬蹄形の窓はチャイティヤ窓と呼ばれています
チャイティヤ窟は2層分の高さに天井を高くしてあり断面半円形です
一番奥にはストゥーパと呼ばれる仏塔を配しています
チャイティヤ窟は修行の空間であったため装飾が少なくて簡素な造りだったそうです
八角形の39本の石柱の表面には菩薩や女性の絵が描かれています
壁画は後の時代に描かれたものだと言われています
こちら側の壁に描かれている壁画は
ガラスで保護されています
こちらにも女性の絵が描かれています
この窟の右の柱の一つに
「John Smith 28th Cavalry 28th April 1819(ジョン・スミス 第28騎兵隊 1819年4月28日)」と
アジャンター石窟群の発見者の落書きが残されています
第9窟と第10窟はチャイティヤ窟では最古のものです
次はアジャンター石窟群の真ん中辺りへ向かいます
象が守っている
階段を上ります
上から来た方向を振り返ってみました
こちらはこれから訪れる石窟群
次に入ったのはヴァーカータカ朝のハリシュナ王(在位462-481)の治世に寄進された第17窟
入口の壁にはこんな像が彫られています
回廊のようになった石窟の壁や天井には保存状態のよい壁画が残っています
ブッダの前世の物語「ジャータカ」が中心だそうです
アクセサリーは発光顔料で描かれているそうです
こちらの壁に描かれているのは「酔象調伏の図」
ブッダを殺そうと従弟テーヴァダッダが放った酔象がブッダの前では大人しくなる様子が描かれています
天井画
天井に描かれた人物
本尊
本尊の横の壁には釈迦が描かれていました