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Channel: 旅写真日記 Part2
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聖ポール天主堂跡

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2019年3月27日のマカオのお話の続きです

マカオに到着して最初に訪れたのは世界遺産マカオの歴史地区(22の建築物と8つの広場)の中のひとつ

「聖ポール天主堂跡」の裏側

残されたファサードを美しい状態で残す為にコンクリートと鋼鉄で支えています

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表側に回ると1602年から1640年にかけて建てられた聖母マリア教会のファサードを見ることが出来ます

聖母マリア教会は極東で初の西洋式大学・聖ポール大学の一部でした

1835年の火事でファサード基礎部分の大半と教会前の階段を残して大学と教会は焼失してしまいました

石造りのファサードはイタリア人のイエズス会士カルロ・スピラノのもとで

本国から追放された日本人キリスト教徒と現地の職人によって彫刻されました

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ペディメント部分は天国の世界 

キリスト教の世界で精霊を表す鳩が中心に置かれ、周りには4つの星、左側に太陽、右側に月が彫られています

上から2段目は少年イエスの世界

中央にイエスの像が置かれそれを囲む枠内にはユリと菊の花が彫刻されています

周囲には受難の品々 左側に釘抜き、金槌、ムチ、イバラの冠、長槍、

右側にローマ帝国の旗、藁、3本の釘、はしごが配置され、左右には翼のある大天使が配置されています

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上から3段目は聖母マリアの世界

聖母マリア像の周りには6名の天使(祈る天使、演奏する天使、香を炊く天使)が配置されています

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聖母マリア像の左側には生命の泉、嵐の海を航海する大型船と聖母マリア

矢でうたれて苦しむ悪魔が彫刻されています 悪魔の横には「鬼是誘人為悪」の文字があります

その隣の渦巻模様の真ん中には薩摩の紋章、丸に十の字があります

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右側には生命の樹(菩提樹)7つの頭を持つ龍を踏みつけるマリア

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マリアが踏んでいるのはキリスト教を弾圧した徳川家康だと言われています

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矢が刺さったまま横たわる骸骨 その横には「念死無為罪」という文字があります

その隣にも薩摩を表す丸に十の文字があります

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両端には獅子の雨樋があります

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上から4段目は聖者の世界

2本の棕櫚の樹と4人の聖者像が置かれています

写真は右から2番目のフランシスコ・ザビエルです

他の聖者は左からフランシスコ・ボルジャ、イグナチウス・デ・ロヨラ、アロイジウス・ポンザーガです

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1番下は現実の人間界です

イエズス会の紋章もあります 柱は御影石です

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ファサードの壁の黒い部分は火事の跡だそうです

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レンガとレンガは膠でくっつけているそうです

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礎石には1602年の文字があります

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聖ポール天主堂跡の横にある「ナーチャ廟」も世界遺産のひとつです

1888年に当時蔓延した伝染病を鎮めるために建てられました

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神話上の人物であり武道と疾病退治の神「ナーチャ」を祀っています

ナーチャは多くの神話や伝説に登場する暴れん坊の子供の神です

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ナーチャ廟の横にある旧城壁も世界遺産のひとつです

1569年頃からポルトガル人によってマカオに城壁が築かれました

土砂、藁、牡蠣の貝殻を混ぜ木製の枠に流し込んで押し固めた「シュウナンボー」という材料で出来ています

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ファサード前から見たマカオ中心部にある52階建てのグランド・リスボア

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残っている階段は68段あります

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階段を下りたところにあるイエズス会記念広場も世界遺産のひとつです

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