2018年11月28日、岡山駅で瑞風を降りた後、瑞風バスに乗って岡山後楽園へ向かいました
まず最初に向かったのは藩主が後楽園を訪れた時に居間として使用した建物「延養亭(えんようてい)」です
「延養亭」は後楽園築庭当初から現在の位置に建てられていました
戦災で焼失しましたが、昭和35年に築庭当時の後楽園を描いた「御茶屋御絵図」を元に
当時第一級の材料を集め最高の技術によって復元されました
通常非公開の建物の中に入ります
こんな廊下を通って
藩主が座っていた主室へ
閉まっていた障子が開かれると
歴代の藩主が眺めた景色が広がります
沢飛石の向こうに広い芝生、大きな池、そして園外の操山が見えています
園内中央にある大きな池「沢の池」と「千人(ちしお)の森」
手水鉢と蓮華寺型の燈籠
層塔(五重)型と雪見型の燈籠
隣接の茶室「臨漪軒(りんいけん)」も見学しましたが撮影禁止でした
次に向かったのは「能舞台」
後楽園の築庭を命じた備前岡山藩2代藩主池田綱政は能に熱心で優れた舞手だったそうです
能舞台も戦争で焼失しましたが綱政の子、継政時代の遺構を元に復元されました
能の脇見所「墨流しの間」を通って能舞台へ上がりました
鏡板の松は郷土の画家「池田遥邨」画伯の筆によるものです
「栄唱の間」能舞台の正面にある能の見所で
岡山県西北部備中地方を中心に郷土芸能として行われている
国指定重要無形民俗文化財の「備中神楽」を鑑賞しました
1つ目は「猿田彦の命」
動画でもどうぞ *注意*音が出ます
2つ目は「大国主の命」
動画でもどうぞ *注意*音が出ます
鑑賞後、お茶と7代藩主が名づけた「大手まんぢゅう」を頂きました