2018年8月15日の西表島の続きです
バスを降りた後、こちらの水牛車に乗りこんで
西表島の東、500mに位置する由布島(ゆぶじま)へ向かいます
西表島と由布島の間は満潮時でも水深1m程度で普段は大人の膝くらいの深さしかありません
由布島は西表島の与那良川から流れ集まった砂の堆積によってできた島です
砂州の事を方言で「ゆぶ」といい島の名前の由来になっています
周囲2.15㎞、12ヘクタール、海抜1.5mの島です
もともと無人の島でしたが、竹富島、黒島の季節農家が西表島の与那良水田を耕作する際に
マラリアを防ぐため蚊のいない由布島に仮住まいを建てたのが人が住んだ始まりだと言われています
1947年、竹富島や黒島から移住が行われ由布島に集落が成立しました
パイナップルやサトウキビが栽培され、各戸で水牛を飼養するようになりました
人口も増加し、1948年には学校が開校、1964年頃には島民111人、25世帯を数えました
1969年の台風で島全体が水没し壊滅的な被害を受けました
1971年に11世帯が対岸の西表島に移住し由布島には3世帯が残りました
島に残った西表正治おじぃが「南国の楽園」を夢見てヤシを植え続け
1981年に由布島亜熱帯植物園が開園しました
2019年現在島民の数は16人です
由布島が近くなった頃、水牛を操るおじぃが「安里屋ユンタ」を歌ってくれました
歌を動画でもどうぞ *注意*音が出ます
約15分で由布島に到着しました
島に到着するとスタッフさんに連れられて水牛との記念写真の場所へ
由布島の水牛は台湾から連れてこられた大五郎と花子が始まりだそうです
数々の水牛が残してくれた島への貢献に対し感謝の気持ちを込めて「水牛之碑」が建てられました
島の中を散策します
由布島小中学校の跡、現在は校門だけが残っています
マンタの浜
沖合2㎞にある小浜島が見えます
小浜島との間にあるヨナラ水道はマンタの通り道と言われていてマンタウェイとも呼ばれています
浅瀬にはシオマネキや
ゴカイ?がいました
海岸にはハマヒルガオ?も咲いてました
シュロの花も咲いてました