2018年7月24日の祇園祭の続きです
6番目にやって来たのは「南観音山」
「下り観音山」とも言われています
本尊の楊柳観音と脇侍の善財童子がお祀りされています
天水引は「塩川文麟」下絵の「四神の図」 下水引は「加山又造」下絵の「飛天奏楽」
見送も「加山又造」下絵の「龍王渡海図」
南観音山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます
次にやって来たのは「役行者山」
役行者が一言主神を使って大峰と葛城の間に橋を架けたという伝説に由来して作られた山です
見送は「金地唐美人図」綴錦
役行者山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます
次にやって来たのは「浄妙山」
1180年、宇治川の合戦に三井寺の僧兵「筒井浄妙」が橋桁を渡り一番乗りをしようとすると
「一来法師」がその頭上を飛び越え「悪しゅう候、御免あれ」と前に進み出て先陣をとってしまった場面です
前懸は「長谷川久蔵」原画の「桜図」 胴懸は「長谷川等伯」原画の「柳橋水車図」
水引は波濤文様の彫刻 後懸は「長谷川等伯」原画の「楓図」
浄妙山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます
次にやって来たのは「八幡山」
町内に祀られている八幡宮を山の上に勧進したもので常には町会所の庭にお宮を祀っています
山の上の小祠は総金箔で天明年間(1781~1788)の制作と言われています
前懸は「慶寿群仙図」 水引は「十長生図」 胴懸は「昇り龍」の綴錦 欄干の彫金飛鶴は「河原林秀興」作
赤い鳥居の上には「左甚五郎」作の木彫胡粉彩色の鳩が飾られています
見送は中国明代に作られた「藍地雲龍文様」蝦夷錦
八幡山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます
巡行の最後にやって来たのは「大船鉾」
幕末の蛤御門の変で屋形、木組、車輪等を失いそれ以来巡行する事がありませんでしたが
平成9年にお囃子の復興、平成24年から唐櫃巡行、平成26年に150年ぶりに巡行に参加しました
全長7.47m、高さ6.35m、重さ約12トンです
大船鉾の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます
例年なら花傘巡行も行われるのですが酷暑が予想されるために参列者の体調を考慮し中止になりました
観覧席を離れ河原町御池での大船鉾の辻回しを見に行きました
大船鉾の辻回しの様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます
汗ビッショリだったのでホテルに戻りシャワーを浴びた後
奈良から来てくれたお友達と合流してお昼ご飯を食べに行きました
国の登録有形文化財になっている懐石・宿「近又」です
玄関には長刀鉾のミニチュアが飾られていました
お部屋の中にも長刀鉾が描かれた掛軸がありました
頂いたのはお昼限定の「鱧点心」 竹かごに入って出てきたのは
胡麻豆腐、万願寺唐辛子のちりめんじゃこのせ、加茂なすの田楽、鮪の手毬寿司
鱧の蒸し寿司、鱧の天ぷら、鱧のお吸い物
デザートは青紫蘇のシャーベットでした