ホテルを出発してパレンケ遺跡へ向かいます
車で10分も走ると熱帯雨林が広がっていました
遺跡の駐車場に到着 お土産屋さんが並んでいました
パレンケはユカタン半島の付け根に当たるメキシコ南東部チアパス州に位置し
7世紀に最盛期を迎えたマヤ古典期後期を代表する都市です
パレンケの周辺に人が住み始めたのは紀元前後に遡るそうです
都市の建設が始まったのは4世紀頃と考えられています
都市は10世紀頃に放棄され無人となり、18世紀半ばに訪れた宣教師に発見されたそうです
本格的な発掘調査が始まったのは1948年だったそうです
古代都市パレンケは1987年に世界文化遺産に登録されています
都市パレンケは8k㎡という広大な敷地を持っているそうですが
これまで発掘されたのは中心部のわずか15万㎡だそうです
少しわかりづらいですが、入口にあった遺跡の地図です
この地図は南が上になって描かれていました(右の真ん中あたりの赤い印がある所が遺跡の入口です)
整備された道を進むとこんな景色が目の前に見えてきました
神殿12(別名 頭蓋骨の神殿) Tempolo de la Calavera(地図2)
こんな階段を上ります
手前の部屋はかろうじて形が残っていました
この神殿からもお墓が見つかったそうですが、盗掘に合っていたため財宝は見つからなかったそうです
奥の部屋は壁がなく屋根だけでした
頭蓋骨の神殿はこのウサギのドクロのレリーフが見つかったことから名前がつけられたそうです
パレンケの王朝名はバカル(骨)というのだそうです
上から下をみるとこんな感じです 真ん中にあるのはマヤ文明の聖なる木セイバ
ドクロのある柱の前から見た隣の神殿13方向(東側)
その奥に見えるのは宮殿
セイバの木は枝は天界、根は地下界に通じていると言われています
マヤの都市では東西南北に植えられていたそうです
東側から見た頭蓋骨の神殿と神殿13
次は神殿13(地図3)に入ってみました
この神殿では1994年に「赤の女王」と言われるパカル王の王妃のお墓が見つかったそうです
こんな入口を入ります
正面に赤く塗られた石棺がある部屋がありました ここから「赤の女王」が発見されました
石棺が赤く塗られているのは再生を願ってのことだそうです
ちなみにマヤでは方角に色がついていて東は赤(生誕)西は黒(死)北は白(天界)、南は黄色(地下界)だそうです
奥に入ると階段が上に続いていました
反対側は行き止まりでした
神殿13から見上げた碑文のの神殿
碑文の神殿(Tempro de las inscripciones)(地図4)
パレンケにあるピラミッドの中で1番高いピラミッドで高さ22.8mです
1952年にパカル王のお墓がここから発見されました
残念ながら現在はお墓を見ることも69段の階段を登ることもできません
神殿部分の柱にはレリーフも残っています
階段の下にはアルター(祭壇)もありました
実物は見れませんがメキシコ国立人類学博物館にはお墓が再現されています
石棺の蓋に描かれたレリーフが長辺を上にして見るとロケットに乗り操縦桿を握った宇宙飛行士のように
見えたためマヤ文明は宇宙人によって作られた文明であるとの根拠にされたそうです
本当はトウモロコシの神に扮したパカル王が地下世界から再生している姿を表しているそうです
真ん中にあるのはセイバの木、木の上にいる鳥はケツァールだとか・・・
お土産屋さんには石棺のレリーフが描かれた革製品やパカル王の翡翠の仮面のレプリカが売られていました
碑文の神殿が見える場所にパカル王のお墓の発見者アルベルト・ルスのお墓がありました
東側から見た碑文の神殿
次回は宮殿の中をご紹介します