ノブゴロドのクレムリンは現存するロシア最古のクレムリンで世界遺産にも登録されています
1044年、ヤロスラフ賢公の命で木造の城壁の建設が始まったそうです
1302年には石造りに1484年から1490年にレンガ造りのものと置き換えられたそうです
現在のクレムリンは主に15世紀のもので16世紀と17世紀にもいくつかの修正が行われたそうです
城壁の高さは約11m、厚さ3.3m、長さ1385m、クレムリンの面積は12.1ヘクタールだそうです
上の地図の上部にある門からクレムリンに入りました
859はノブゴロドが始まったとされる年号です
門を入ってすぐ右手にあるのが聖ソフィア大聖堂の鐘楼
階段のある建物は19世紀に警備員が住んでいた家だそうです
最初の鐘楼は1439年にノブゴロドの大司教の命令で建てられたそうです
現在の建物は19世紀に修復されたものだそうです
鐘楼の前には16世紀と17世紀に使用されていた鐘が並べられていました
1045年から1050年にかけて建てられた聖ソフィア大聖堂
ロシアに現存する最古の教会だと言われています
聖堂に向かって歩いていると
道の上にこんな格好で寝ている猫ちゃんがいました
近寄ってもこの格好のまましばらく撮影会に付き合ってくれました
伝説によると聖ソフィア大聖堂の十字架の上には石化した鳩がいるのだとか・・・
1570年にイヴァン雷帝の大虐殺を目撃して恐怖で石化してしまったのだそうです
第二次大戦中ドイツ軍が大聖堂の宝物を奪った際に鳩のついた十字架も奪われたそうです
スペインの博物館にあったその十字架は2002年にノブゴロドに返還されたそうです
肉眼ではわからないので望遠でいろんな角度から写してみました
現在いるのは鉛で出来た鳩でした
大聖堂の中は写真撮影禁止なのでガイドブックから内部の写真をおかりしました
大聖堂で有名なのがこの聖母マリアのイコンです
1170年ノブゴロドがスーズダリに包囲された時、このイコンを城壁に掲げ加護を願ったそうです
その時、敵の放った矢の一つが聖母マリアの眼に突き刺さりました
聖母マリアは涙を流し、その涙を見た敵兵は恐怖で眼が見えなくなり撤退したのだそうです
イコンの眼の少し上に矢が刺さった跡が残っていました
大聖堂の西側にあるマルデブルクの門(ロマネスク様式)
1187年、スウェーデンのシグチューナ要塞から運ばれてきたと言われています
右側の一番上の部分
左側の一番上の部分
右側の真ん中部分
左側の真ん中部分
ドアハンドルの動物がくわえているのは罪人の頭だそうです
右側の一番下の部分 ケンタウルスは人間の二元性をあらわしているのだそうです
左側の一番下の部分 アダムとイブの姿も
門の上にあるレリーフ
17世紀に造られたベルタワーと15世紀に造られた商工会議所(黄色の建物)
地図の真ん中付近から見た聖ソフィア大聖堂
1862年に青銅でつくられたロシア建国1000年記念碑 高さ15.7m
盾を持っている人が建国の父リューリック(在位862~879)
十字架を掲げているのがキエフ大公ウラジミール(在位970~988)ロシアにキリスト教を導入した人
左のタタール人を踏みつけているのがドミトリー・ドンスコイ(14世紀)
天使に導かれるピョートル大帝
建国、キリスト教受容、クリコヴォの勝利、中央集権化、ロマノフ王朝の始まり、
ピョートル改革の6テーマを代表する像が並んでいました
下の層は啓蒙(十字架を持っている大公ウラジミールから右端まで31体
政府の人々(26体) レリーフの中のただ一人の女性エカチェリーナ2世から左側
軍人と英雄(36体)
作家とアーティスト(16体)の4つのセクションに分かれています
この記念碑も第二次大戦中に解体されドイツに輸送する準備がされたそうです
しかし、達成されることなく復元された記念碑は1944年11月再び公開されたそうです
聖ソフィア大聖堂とミレニアム記念碑は5ルーブルに印刷されています
地図の下にある反対側の門から外に出ました 円筒形の塔はメトロポリタンタワー
手前Златоустовская башня 奥Покровская башня 城壁は歩くことも出来るみたいです