お天気が良くてとても暖かかった3月3日、春を探しに出かけました
まず、向かったのは春の花の代表の一つ梅の花が咲く築上町にある「綱敷天満宮」
社殿までの参道には色々な狛犬が奉納されていました
菅原道真が京都から太宰府に配流の折に嵐で船が難破し高塚の浜に漂着しました
この時地元の人達が船の綱を円座に敷いて迎えたという故事により
955年に社殿が造営され綱敷天満宮と言われるようになりました
社殿周辺には菅原道真にちなんで約1000本の梅が植樹されています
北と南に梅園があるのですが、日当たりのいい場所は満開でしたが、日蔭はまだ蕾がたくさんありました
菅原道真が流れ着いた高塚の浜
次に向かったのは豊前市のみかん農園「静豊園」
静岡県伊豆出身の園主さんが故郷から取り寄せた河津桜を植樹されたそうです
当初は700本植樹したそうですが台風や野生動物の被害もあり大きく成長したのは300本ほどだそうです
日当たりのいい場所は満開でした
高台にあるので周防灘まで見渡せます
お弁当を持ってきて食べている人もたくさんいました
少し遅いお昼は「うどん豊前屋 官べえ」で頂きました
ごぼう天うどん(左上)ごぼう天おろしうどん(右上)官兵衛火薬うどん(左下)カキフライ(右真ん中)いも天(右下)
お昼を食べた後は大分県中津市で行われている中津のひなまつりへ
まずは中津城へ
1588年黒田孝高が築城し細川忠興が完成させたお城です
江戸時代の大半は奥平氏が居城としていました
模擬天守は1964年に建てられたものです
天守から見た堀と石垣と櫓
次は1971年国の史跡になった「福沢諭吉旧居」へ
現存する家は諭吉が16歳から19歳まで過ごしたものだそうです
母屋の右にある土蔵の2階を改造して勉強部屋にしていたそうです
敷地内にある福沢諭吉像(左上) 母屋内部(右上) 梅の木に飾られたお雛様(左下) 母屋の台所(右下)
次は「中津市歴史民族資料館」へ
慶應義塾の塾長を務めた「小幡篤次郎」の生誕地に昭和13年に建てられた建物で国の登録文化財になっています
御殿雛
押絵ひな
享保雛?
次は「南部まちなみ交流館」へ
1815年に建てられた造り酒屋・米問屋として栄えた商家「宇野屋」を復元した建物です
一橋家より中津藩第6代藩主奥平昌暢公に嫁いだ国子姫の雛人形「有識雛」
一文雛(いちもんびな)
紙や麻で作られた比較的簡素で安価な小雛の御殿飾り
幕末から明治にかけて町人の間で流行したそうです
翁媼のひな人形
新婚家庭に「共に白髪の生えるまで添い遂げる」事を願って贈ったものだそうです
子供が長生きするようにとひな人形と一緒に飾る事もあるそうです
御殿雛飾りと押絵雛