マテーラのお散歩の続きです
Giiovanni Pascoli広場から階段や坂を下ってきて辿りついたのはサン・ピエトロ・カヴェオーソ広場
この広場からはグラヴィーナ渓谷のパノラマを見ることが出来ます
マテーラのサッシ地区が石灰岩の岩盤を掘削して造られたことが確認できる場所でもありました
サン・ピエトロ・カヴェーソ教会(13世紀末から14世紀初めに設立)(前回の地図17)
数世紀に渡り拡張・改修工事が繰り返され建設当時の原型は失われているそうです
正面ファサードは17世紀に改修されその時に鐘楼も一緒に造られたそうです
鐘楼の尖塔は18世紀の改修時に付け加えられたものだそうです
教会の前から見た大聖堂のそびえ立つチヴィタの丘
こちらの壁は1947年に造られたもので、その上にはモンテッローネと呼ばれる岩山が聳えています
岩山の中には2つの洞窟教会があるそうです
教会横のアーチを抜けるとグラヴィーナ川が見えました
ムルジェキアという旧石器時代の集落の跡である洞窟も見えました
ヴィコ・ソリターリオという地区にあるカーサ・グロッタ(地図25)という洞窟住居に入ってみました
17世紀に作られた家で1956年まで実際に使われていたもので農民夫婦と子供6人が住んでいたそうです
当時の家具や道具をそのまま残してあり当時の暮らしを垣間見ることが出来ます(写真は台所部分)
湿った床から寝藁を遠ざけ、下の部分を収納として使えるようにベッドは高く作ってあるそうです
雌鶏が卵を温める巣も作られていたとか・・・
ベッドの隣には便器として使われたテラコッタの陶器もありました
小麦大箱ダンス(深緑色の物)と呼ばれる小麦収納箱
ロバや豚などの家畜小屋も同じ洞窟の中にあります
奥にはもう一つの家畜小屋もあります
洞窟の中にある唯一の窓は換気用と明り取りを兼ねていたそうです
雨水を井戸に集めるために作られた用水路の様子も見ることが出来ました
サンタ・ルチア・アッレ・マルーベ教会の横を通り
こんな階段を上って
教会の屋根の上へ
かつてこの場所は墓地として使われていたそうです
この場所からモンテッローネがよく見えました
散歩してきたサッソ・カヴェオーソ地区の家々も見えました
リオネ・カザルヌオーヴォという通りを通っていると
ドアの前にたくさんの猫ちゃん達がいました
ドアのそばに置いてある袋の中にはキャットフードが入っていたのでご飯をもらうのを待っていたみたいです
待ちきれずに中を覗き込んでいる子もいました
ブルーノ・ブオッジ通りに戻ってきました
この通りは以前は丘陵地帯から雨水を集める為にあった溝でしたが1934年に溝は塞がれ車道となったそうです
散歩を始めた頃よりも車も人も多くなっていました
通りを上っていきます
上を見上げると可愛らしい風見鶏?が
干してある洗濯物の数も増えているような・・・
ぴーすけ君さん家のぴーちゃんに似た子もいました
カザルヌオーヴォ通りを通り
Giiovanni Pascoli広場に戻ってきました
広場の前にある「Lanfranchi Caffe」で
しぼりたてのオレンジジュースと
アフォガートを頂きました
カフェのテラスからはこんな素晴らしい景色が見えます
今年もたくさんの方々にご訪問頂きましてありがとうございました
滞っているコメントへのお返事はお休みになってから(29日以降)させていただきます
皆さま良いお年をお迎えくださいませ