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Channel: 旅写真日記 Part2
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山鉾巡行②

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山鉾巡行の続きです
 
台風による雨はどんどん強くなっていきました
 
13番目に来たのは菊水鉾です
 
町内にあった「菊水井戸」にちなんで名づけられた鉾です
 
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稚児人形は枕慈童で能装束の舞姿です 
 
唐破風造りの屋根が特徴です
 
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胴懸は平成26年に新調された「毘沙門天と弁天さま」
 
 
菊水鉾の巡行を動画でどうぞ  *注意*音が出ます
 
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後懸「昇鯉の図」
 
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14番目に来たのは「郭巨山」
 
貧困のあまり、母と子を養うことが出来ず、思い余って我子を山へ埋め捨てようとしたところ、
 
黄金の釜を掘り当て、母親孝行をしたという中国の史話「二十四孝」の一人である郭巨の故事を題材にした山
 
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日覆いの屋根がついている唯一の山です
 
前懸、胴懸、後懸はペルシャ絨毯が飾られていました
 
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15番目は「綾傘鉾」
 
鉾の非常に古い形態を残す傘鉾の一つで大きな傘と棒振り囃子の行列として巡行しています
 
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公家風装束をまとった6人の稚児も巡行しています
 
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赤熊をかぶった棒振りも
 
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傘につける垂がりは人間国宝の染色家「森口華弘」の友禅「四季の花」(左)と錦綴「飛天の図」
 
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16番目は「太子山」
 
聖徳太子を祀る山で、四天王寺を建立する際、自ら良材を求めて山に入り、
 
老人に大杉の霊木を教えられて六角堂を建てたという伝説を題材にした山です
 
ご神体や懸装品は飾られていず黒い幕に覆われていました
 
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17番目は「鶏鉾」
 
中国、唐の堯の時代、天下がよく治まって太平が続き、
 
用がなくなった訴訟用の太鼓に鶏が巣を作ったという故事を題材にした鉾
 
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前懸はペルシャ絨毯、天水引は四条派の画家「下川辺玉鉉」下絵の「瑞雲、日輪と麒麟図」綴錦
 
下水引は四条派の祖「松村呉春」下絵の「唐宮廷楼閣人物図」金地綴錦
 
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 音頭取りの方の浴衣が着流しでした
 
 
鶏鉾の巡行を動画でどうぞ  *注意*音が出ます 
 
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見送のベルギー製の絨毯は飾られていませんでした
 
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18番目は「白楽天山」
 
ご神体は唐の詩人白楽天が道林禅師に仏法の大意を問うているところです
 
道林禅師は松の木の上で生活していたといわれ、その高さはカササギの巣と同じ高さだったと言われています
 
この話になぞらえ、白楽天山の松の木は一番高さのあるものを選んでいるそうです
 
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前懸はトロイ戦争の場面を表した16世紀ベルギー製毛綴
 
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19番目は「保昌山」
 
明治初年まで「花盗人山」と呼ばれ、平井保昌が和泉式部の為に紫宸殿前の紅梅を手折ってくる姿を現しています
 
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胴懸は円山応挙下絵の「巨霊人に白鳳図」 
 
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20番目は「霰天神山」
 
永正年間、京都に大火があった際、急に霰が降り、猛火がたちどころに鎮火した
 
その時、霰とともに小さな天神像が降りてきて祀ったのが山の起こりだそうです
 
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胴懸はペルシャ絨毯でした
 
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21番目は「放下鉾」
 
鉾の名は真木のなかほどの「天王座」に放下僧の像を祀るのに由来するそうです
 
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前懸、胴懸は花文様のインドやペルシャの絨毯
 
 
放下鉾の巡行を動画でどうぞ *注意*音が出ます
 
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22番目は「岩戸山」
 
「古事記」「日本書紀」に記される「天の岩戸」を題材にした曳山です
 
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屋根の上には太刀をはき天瓊矛を突き出した伊弉諾尊を安置しています
 
 
岩戸山の巡行を動画でどうぞ  *注意*音が出ます
 
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下水引は「鳳凰瑞華彩雲岩に波文様」紋織  胴懸は唐草文様インド絨毯
 
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23番目最後にやって来たのは「船鉾」
 
神功皇后をめぐる説話によって鉾全体を船の型にし、舳先には想像上の瑞鳥の鷁(げき)が飾られています
 
朱漆塗り高欄をめぐらし、唐破風入母屋造りの屋根です
 
全長6.48m 高さ6.66m  幅3.3m
 
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艫には黒漆塗螺鈿の飛龍文様の舵がついているそうです
 
 
船鉾の巡行を動画でどうぞ  *注意*音が出ます
 
全部の山鉾が通り過ぎたのは13時頃でした
 
予定よりもかなり遅れていて途中からの大雨で最後には観覧席も疎らになっていました
 
びしょ濡れになったのでホテルに戻り着替えをしてから花見小路へ
 
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晴れていれば大行列ができている「ぎおん徳屋」でお昼兼おやつです
 
花見こもち(焼いたおもちをきなこ、甘しょうゆ、海苔でいただきます ぜんざいかおしるこを選べます)
 
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お抹茶の本くずもち(上) 抹茶きなこ、粒あんこでいただきます
 
本わらびもち(下) くろみつ、きなこでいただきます
 
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特上抹茶宇治金時
 
食べ終わったころには益々雨が酷くなってました
 
京都駅に戻り、注文していたお弁当を受け取って新幹線へ
 
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魚三楼 季節の折詰
 
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下鴨福助 季節の折詰
 
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花梓侘(かしわい) つまみ寿司
 
 
新神戸駅で大雨の為、2分間停車しましたが、 後は滞りなく家に帰ることが出来ました
 
台風の影響で本来の祇園祭の姿を見ることが出来なかったのは残念でした
 
またいつか再訪して美しい姿を見てみたいと思っています
 
次回からはまたシチリアの旅の話に戻ります

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