7月16日(木)17日(金)と京都祇園祭に行ってきました
台風上陸と重なり中止になるかもと心配でしたが無事に巡行も行われました
11時ごろ京都に到着してホテルに荷物を預けてホテル近くにある山を見学に行きました
縁結びの神様と言われている「保昌山」(ほうしょうやま)です まだ山は骨組みだけでした
会所内には胴懸の「張騫巨霊人に鳳凰虎を配した」刺繍がありました
下絵は丸山応挙が描いたものだそうです
前懸は「蘇武牧羊図」 近年復元新調されたものだそうで鮮やかな色でした
次に訪れたのは毎年必ず巡行の先頭に立ち生稚児が乗る唯一の鉾「長刀鉾」(なぎなたほこ)です
雨に備えて前懸、胴懸にはビニールが被せられていました
懸物は16~18世紀に造られたペルシャや中国の絨毯ですが、現在使われているのは復元品だそうです
女人禁制の伝統を守っているため鉾に上がれるのは男性だけです
「函谷鉾」 (かんこほこ)には宵山の時に灯りがともる駒形提灯が飾られていました
こちらは鉾に上がることが出来るので上ってみました
会所内の階段を上ると見送の「皆川泰蔵」作「エジプト天空図」が飾ってありました
その隣には前懸の「モンサンミッシェル」がありました
反対側には前懸のベルギー製タペストリーが飾ってありました
旧約聖書創世記の場面を描いた16世紀末の毛綴は重要文化財だそうです
こちらは平成18年に復元新調したものです
胴懸の17世紀李氏朝鮮絨毯
見送の「弘法大師筆と伝わる紺地金泥の金剛界礼懺文」
駒形提灯越しに見た四条通
八坂神社方面 遠くに「長刀鉾」も見えました
水引は山鹿清華作「手織群鶏図」
胴懸は花文様インド絨毯
稚児人形「嘉多丸」は幼少期の一条実良(後の明治天皇皇后の兄)をモデルとしているそうです
「鶏鉾」(にわとりほこ)
「綾傘鉾」(あやがさほこ)
綴錦「飛天の図」
「船鉾」(ふねほこ)は鉾全体が覆われていました
「岩戸山」(いわとやま)もまだ飾りはついていませんでした
「月鉾」(つきほこ)にも上がってみました
残念ながら中は撮影禁止でした
「左甚五郎」の作だと言われている彫刻
屋根裏は「円山応挙」の「金地彩色草花図」
「放下鉾」(ほうかほこ)
三羽の丹波鶴は「幸野楳嶺」の下絵を高浮彫し大正6年に完成したものだそうです
「山伏山」(やまぶしやま)
御神体の山伏は昔八坂の塔が傾いた時、法力によってそれを直したという浄蔵貴所の大峯入りの姿を現しているそうです
町屋の中に飾られた懸装品
「菊水鉾」(きくすいほこ)
「霰天神山」(あられてんじんやま)
霰天神山の隣には北京料理店「膳處漢ぽっちり」があり宵山限定の「しみだれ豚饅頭」を並んで買いました
夜、再びお店の前を通りましたが売り切れの紙が貼ってありました
お昼の予約があったので全部の山鉾を近くで見ることが出来ないまま貴船へ向かいました