モンレアーレの観光後、パレルモの旧市街へ向かいました
同じ道を通ってパレルモへ戻ります
行きには見かけなかった移動八百屋さんをたくさん見かけました
魚屋さん
ヌオーヴァ門を通り旧市街へ
初代シチリア国王ルッジェーロ2世が建造したノルマン王宮へ
王宮はアラブ時代の城壁跡に12世紀に建造されました
1947年以降はシチリア州議会場として使われています
王宮の入り口を入ると馬車が展示してありました
こんな階段で2階へあがり王室付き礼拝堂へ向かいます
回廊に囲まれた「マクエダの中庭」(16世紀建造)
中庭に面した壁画のある所が礼拝堂の入り口です
このモザイク画は19世紀に描かれた物だそうです
入り口の扉
パラティーナ礼拝堂はノルマン王ルッジェーロ2世が1130年に着工し1143年に聖パウロに献堂したものだそうです
長さ32m、幅14.2mの小さな礼拝堂で王個人の礼拝堂だったそうです
壁面には「創世記」や「キリストの生涯」「聖ペテロと聖パオロの物語」など聖書の世界が金箔モザイクで描かれています
北側の壁
聖ペテロの奇跡のひとつ「タビタの復活」
「皇帝ネロの前で魔術師シモンと論争する聖ペテロと聖パウロ」
「魔術で空中浮揚したシモンがペテロの神への祈りで墜落している」場面
南側の壁
「目が見えなくなったパウロの為にキリスト教徒のアナニアが祈りを捧げると
パウロの目から鱗のようなものが落ちて目が見えるようになった」という場面
「籠にのってダマスカスから脱出するパウロ」を描いた場面
「投獄され死刑を宣告されるも天使に助けられるペテロ」を描いた場面
内陣にはギリシア式三位一体のポーズをとるキリスト像が描かれています
キリストの下には聖母マリアを真ん中に左にマグダラのマリア、聖ペテロ、右側に聖ヨハネ、聖ヤコブが描かれています
クーポラには天使に囲まれたキリストが描かれています
南側の側廊の東側には「聖パウロの像」が描かれています
「キリスト降誕」と「キリストの生涯」
北側の側廊の東側には「聖ヨハネ」が描かれています
レバノン杉で造られた蜂の巣状の幾何学模様で覆われているイスラム風の天井
15世紀に造られた玉座を置くための台
12世紀に造られた大理石製の燭台
コズマーティ様式(イスラムとビザンチンを融合した様式)のモザイクでできた床
洗礼盤
出口近くの壁にあったラテン語、ギリシア語、アラブ語で書かれた水時計を作ったという記念の銘板