8時頃ホテルを出て観光へ出かけました
パレルモは一方通行の道が多いので、目的地に向かうのにちょっと遠回りして行きます
ローマ通りを北西へ向かいます こちらは歩行者専用道路のプリンチペ・ディ・ベルモンテ通り
エメリコ・アマーリ通り
ルジェーロ・セッティモ広場をグルっと回ります
凱旋門のようなファサードがあるのは1874年完成のポリテアーマ劇場
通常は閉鎖されていて特別公演のみが行われています
この日最初に見学したのは1897年に完成したマッシモ劇場
ウィーンのオペラ座、パリのガルニエ宮のオペラ座についでヨーロッパで3番目に大きいオペラ座です
設計を担当したのはパレルモ出身の建築家ジョヴァン・パッティスタ・フィリッポ・バジーレ
建築資材から内装に至るまで殆どをシチリア産でまかなっているそうです
着工から完成まで33年もかかったので完成に導いたのは息子のエルネスト・パジーレ
外観は新古典様式、内装はリバティ様式(アール・ヌーヴォー)だそうです
1897年ヴェルディの「フォルスタッフ」でこけら落としが行われました
正面ファサードは6本のコリント式の列柱が巨大なペディメントを支えています
映画「ゴッドファーザーPart3」の後半、主人公マイケルの息子がオペラデビューする場面で使われたのがこの劇場です
オペラが終わった後、マイケルを狙った弾が娘に当たる場面はこの正面階段で撮影されたそうです
劇場は老朽化の為、1974年から閉鎖されていましたが、1997年に再オープンしました
正面階段両脇に据えられたブロンズの2頭のライオン像の背には
「オペラ」(写真上)と「悲劇」(写真下)を表す像が載っています
劇場前の広場には観光馬車もいました
マッシモ劇場を後にマクエダ通りを南東へ進みます
サンタゴスティー通り
マクエダ通りとヴィットリオ・エマヌエーレ通りの交差点にあるクアトロ・カンティ(四辻)
パレルモがスペイン王国に支配されていた17世紀初頭、都市再整備計画により誕生した交差点です
四つの角にはバロック様式の装飾が施されています
それぞれ3階建てで1階部分には「春夏秋冬」を表す彫刻と噴水、
2階部分にはハプスブルグ・スペイン王国の支配者達(フェリペ2世、フェリペ3世、フェリペ4世、神聖ローマ皇帝カルロ5世)
3階部分には当時のパレルモの守護聖人(アガタ、クリスティーナ、ニンファ、オリヴァ)の像が置かれています
写真は夏を現した噴水、フェリペ3世、守護聖人クリスティーナ
冬を現した噴水、カルロ5世、守護聖人アガタ
噴水にある像は春の若い娘の像から右回りに徐々に年を重ねていき冬の像は老婆です
サン・ジュゼッペ・ディ・テアティーニ教会
ヌオーヴァ門
コルソ・カタラフィミ通りの入口にある門で16世紀後半に建造された門
一旦、パレルモを離れて西へ向かいます
建物の外にハシゴがあるので何かな?と思ったらリフトで荷物を運んでいました
E90号線の上を通ります
道の両脇にはお花屋さんや
八百屋さんなどが並んでいました
SP69号線でパレルモから南西約6kmにある標高310mのカプート山の上にあるモンレアーレの町へ向かいます
途中少し渋滞していたので30分くらいかかってフロリオ広場に着きました
92段の階段を上ります
同じ頃にヨーロッパからの団体さんが着いたのでちょっと渋滞してました
階段の後は坂道です(トレッス通り)
お土産屋さんを覗きながらのんびり上ります
ここは歩行者専用道路ではなく普通に車が走る道路です
路地には車が綺麗に縦列駐車してました
坂道を上りきった所にシチリアの荷馬車のミニチュア版がありました
グリエルモ2世広場が見えてきて目的地に到着です