次の日の見学は前日行った道の駅にあったパンフレットで見た「世界遺産登録候補」の場所から始めました
国指定史跡の「萩反射炉」
鉄製大砲の鋳造に必要な金属溶解炉で萩藩の海防強化の一環として導入が試みられたそうです
現在残っている遺構は煙突にあたる部分で高さ１０．５ｍの安山岩積み（上方一部レンガ積み）です
１８５６年の一時期に試みに反射炉が操業されたということだそうです
次に行ったのは「恵比須ケ鼻造船所跡」
１８５３年幕府は各藩の軍備・海防力の強化を目的に大船建造を解禁し、萩藩に対しても大船の建造を要請したそうです
１８５６年恵比須ケ鼻に軍艦製造所が建設され、その年に萩藩最初の洋式軍艦「丙辰丸」（全長２５ｍ、排水量４７トン）
１８６０年には「庚申丸」（全長４３ｍ）が進水したそうです 現在残っているのは防波堤だけです
次は国指定史跡「萩城跡」へ
萩城は１６０４年に毛利輝元が指月山麓に築城したことから別名指月城とも呼ばれています
城郭の構造は指月山麓の平城の部分と山頂の山城の部分とを合わせた平山城でした
１８７４年天守閣などの建物は全て解体されましたが、石垣と庭園、堀の一部が昔の姿を残しています
天守閣跡
高さ１４．４m、下層は東西１９．８m、南北１６．２ｍで５層の白亜の天守閣があったそうです
山城部分があった指月山（標高１４３m）
天守閣跡から見た内堀
昭和４０年に一部復元された「銃眼土塀」
萩城の石垣の上には鉄砲を打つための四角い穴を開けた銃眼土塀が巡っていたそうです
国指定重要文化財「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」
毛利元就の５男元秋を祖とする厚狭毛利家の武家屋敷です
梁間５m、桁行き５１．５mの長大な入母屋造り本瓦葺きの建物は萩に現存する武家屋敷で最大の規模だそうです
部屋の中に萩城の復元模型がありました
次はお隣長門市にある「青海島（おおみじま）」へ
この船に乗って青海島を周遊します
青海島は周囲４０kmの島で北長門海岸国定公園にあります
基本は１周コースなのですがこの日は波が高いために観音洞までの往復でした
「花津浦」
「花津浦観音」
「筍岩」
「コーモリ洞」
黄金洞（別名 夫婦洞）
奥行８０m、入口の幅１３m、高さ３２mの洞窟に船を乗入れます
奥が狭いので船が入れるのは２５ｍ位までです（ガラス越しに写したのでボケてます）
洞内岸壁が金色に見えるのは石英と有色鉱物の作用と日光の反射によるものだそうです
自然が描いた約４０mに渡る壁画「幕岩」
花崗岩の中に入り込んだ暗色包有岩が波に削られて現れた模様だそうです
９個の洞門が繋がった「駒つなぎ」
「観音洞」 中に女性観音があるそうです
「男性観音」
この辺りで引き返します
お盆休みだったので臨時便がたくさん出てました
反対側から見た「花津浦」
見た感じはあまり波が高くありませんでしたが、結構揺れました
乗った船はクジラ型なので到着すると潮吹きしてくれます（出演 従弟の娘）
昼食は観光船乗り場の隣にあった「千石寿司」で握り寿司を頂きました
この日最後に訪れたのは山口県の北西にある人口９００人の「角島」
２０００年に開通した角島大橋（全長１７８０m）を渡ります
東京から来た従弟の子供たちが泳ぎたいというので大浜海水浴場に行きました
真っ白でサラサラの砂浜と透明度の高いエメラルドグリーンの海に大喜びでした
２時間あまり大はしゃぎで遊んでました
夕食は川棚温泉にある川棚グランドホテルの「お多福」で頂きました
郷土料理の「瓦そば」（２人前）
「瓦天ぷらそば えび天」（２人前）
「ひつまぶし」
食後、温泉に入ってのんびりしてから家へ帰りました