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Channel: 旅写真日記 Part2
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後祭 山鉾巡行①

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2018年7月24日の京都旅行の続きです

御池通りにある有料観覧席で巡行を見ました

この日も朝から太陽が照り付けてとても暑かったです

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9時半に烏丸御池を出発した山鉾が9時50分頃市役所前にやってきました

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最初にやって来たのはくじ取らずの「橋辨慶山」

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謡曲「橋弁慶」より取材した弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿をあらわしています

牛若丸の人形は120cmの高さ、弁慶の持つ長刀は180cmあるそうです

前懸は「富岡鉄斎」原画の「椿石図」の綴錦、胴懸は「円山応挙」の下絵と伝えられる「加茂祭祭礼図」の綴錦

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水引は「唐子嬉遊図」の綴錦、後懸は「雲龍文様」の刺繍


「橋弁慶山」巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます

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次にやって来たのはくじ取らずの「北観音山」 上り観音山とも言われています

山舞台には「楊柳観音像」と「韋駄天立像」を安置しています

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下水引は関帝祭の図と伝える人物風景で「中島来章」の下絵 二番水引は「赤地牡丹唐草文様」の綴織

三番水引は「金地紅白牡丹文様」の唐織、胴懸はインド絨毯「斜め格子草花文様」

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見送は「百子嬉遊図」 柳の大枝を差出しているのは観音懺法に因んだものだそうです


「北観音山」の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます

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次は山1番「黒主山」

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謡曲「志賀」にちなみ「大伴黒主」が桜の花を仰ぎ眺めている姿をあらわしています

前懸は萬歴帝即位の折の御服と伝えられる古錦を復元した「五爪龍文様錦」

水引は「雲龍文様」の繻珍、胴懸は「草花胡蝶文様」の綴錦

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見送は「牡丹鳳凰文様」


黒主山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます

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山2番は「鯉山」

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山の上に大きな鯉が跳躍していて龍門の滝をのぼる奔放な勇姿をあらわしています

前面に朱塗鳥居をたて山の奥には朱塗の小祠を安置し素戔嗚尊を祀っています

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前懸、胴懸(2枚)、水引(2枚)、見送は

16世紀にベルギー・ブラッセルで製作された1枚の毛綴を裁断して用いた物で重要文化財に指定されています

ベルギー王室美術歴史博物館の調査によりその図柄はホーマー作「イーリアス」の一場面で

トロイのプリアモス王とその后ヘカベーを描いたものと言われています


鯉山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます

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山3番は「鈴鹿山」

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伊勢国鈴鹿山で道ゆく人々を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現(瀬織津姫命)を

金の烏帽子をかぶり手に大長刀を持つ女人の姿であらわしています

前懸は「黄砂の道」と称する駱駝の図、胴懸は「桜図」綴錦、反対側は「紅葉図」綴錦です

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見送は「ハワイの蘭花」


鈴鹿山の巡行の様子を動画でどうぞ *注意*音が出ます

最初の部分で「紅葉図」の胴懸がご覧いただけます

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