オアフ島滞在最後の日の朝です
9時頃ホテルをチェックアウトしてバス乗り場へ 朝の渋滞でバスが来たのは9時半頃でした
アラモアナセンターで10時発のトロリーバスに乗り換えてダウンタウンへ
サウスベレタニア通りにある1969年に建てられたハワイ州政府庁舎の前を通りました
建物を支える柱は椰子の木をイメージしているそうです
入口に立っている四角にデフォルメされた銅像は
1870年から1880年代にモロカイ島に隔離されたハンセン病患者の為に生涯を捧げたベルギー人の「ダミアン神父」
ヌウアヌアベニューを通って
パンチボウルストリートでトロリーを降りました
長寿や豊穣の象徴のバニヤンツリー 枝から垂れる気根が凄かったです
ハワイのシンボル カメハメハ大王像
カメハメハ1世は1810年にハワイ王国を建国し初代国王となった人物です
後ろにある建物はカメハメハ5世が宮殿にしようと思って建てたアリイオラニ・ハレ
王は宮殿の完成前に死亡したために宮殿として使用されることはなかったそうです
現在はハワイ州最高裁判所として使われています
像のモデルになったのはカメハメハ大王本人ではなく
建立当時の王カラカウアが宮廷の中で特に見た目が美しい男性を選んでモデルにしたそうです
大王が指さす先にあるのは
アメリカに存在する唯一の宮殿 イオラニ宮殿
ハワイ王国7代目カラカウア王の命で36万ドル(当時の金額)をかけて建てられました
1882年に竣工し、1893年のクーデターで王政が廃止されるまでカラカウア王とカピオラニ王妃
8代目のリリウオカラニ女王が宮廷、公邸として使用したそうです
門扉にあるハワイ王国の紋章
カメハメハ3世の言葉「大地の生命は正義によって守られる」と刻まれています
宮殿の施工中にまったくタイプの異なる建築家が採用され、アメリカン・コンポジット(総合アメリカ様式)、
アメリカン・フローレンティン(アメリカ・フィレンツェ様式)などと称されています
内部はガイドと回るグランドツアー(英語、日本語)か自分で回るオーディオツアーで見学できます
内部はフラッシュを使わない撮影なら可能です
床を傷つけないように布製の靴カバーをつけて入ります
玄関入口にある電灯(左上) 外灯(右上) 天井の装飾(下)
当時イギリスのバッキンガム宮殿にさえなかった電気設備が導入されたそうです
1階中央のグランドホールです
壁にはハワイ王国の10人の王、女王の肖像画が掛けられています
カメハメハ2世(上右) カママル王妃(上左) カメハメハ1世(下右)
玄関ドアのすりガラス
ホール右手にある来客をもてなしたり、公式行事に使われた「聖餐室」
地下の厨房から料理を運ぶためのエレベーターも設置されているそうです
聖餐室のシャンデリア
晩さん会の為の食器や銀食器、グラスがセッティングされていました
ハワイ初の水洗トイレもこの宮殿に取り付けられたそうです
聖餐室隣にある小さな歓迎会や音楽会などで利用した「青の間」
フランス王ルイ・フィリップの肖像画
カラカウア王の肖像画
リリウオカラニ女王の肖像画
ホール左手にある「王座の間」
この部屋でメアリー・モナーク(陽気な王)と呼ばれたカラカウア王が盛大な舞踏会やパーティを行ったそうです
リリウオカラニ女王の裁判もこの部屋で行われたそうです
「王座の間」のシャンデリア
壁に飾られた紋章と勲章?
2階から見た階段
2階のホール
2階の部屋は次回ご紹介します