朝8時ホテルを出発してサウスデリーへ向かいました
通勤時間と重なったので
道路はどこも大渋滞でした
所々で道路の真ん中で遊んでいる子供たちを見かけました
お花屋さんが並んでいる道路では
車が停車すると花売りの少年が来ました
50分くらいで目的地に到着しました
この入口から入ります
入口を入ってすぐに全長72.5mのインドでもっとも高いミナレット、クトゥブ・ミナールが見えてきました
インド最初のイスラム王朝、奴隷王朝(1206-1290)の初代スルタン クトゥブッディーン・アイバク(在位1206-1210)が
ヒンドゥー教徒に勝利したことを記念して建てたもので、1層目はアイバクが
アイバクの死後は後継者のイルトゥミシュが引き継ぎ3層目までを完成させたそうです
4層目5層目はトゥグルク王朝(1320-1413)のスルタンにより1368年に造られたそうです
基底部は14.3mだそうです
内部には378段の階段があり以前は先端部まで上ることが出来ましたが、
内部の照明が消えた事によるパニックで十数名の死傷者が出たために立ち入り禁止になりました
1層目にはアラビア語でコーランが刻まれています
1層目と2層目の装飾
3層目、4層目、5層目
先端部は2.75mだそうです
ミナレットの後ろにあるドームは1537年ムガール帝国時代に完成したイマーム・ザミン廟
インド初のモスク、クワットアル・イスラム・マスジッド
1194年、アイバクが周辺に立っていたヒンドゥー教寺院群を壊し、その建材をそのまま使用して造った寺院だそうです
残っているアーチ部分
かつては漆喰で塗り固められていたために見えなかった装飾が漆喰が落ちたために現れてきたそうです
4世紀グプタ朝のインド統一記念に建てられたデリーの鉄柱
アショカー王の柱の一つで直径44cm、高さ7m、地下に埋もれている部分は2m、重さ10トン
純度99.72%の高純度鉄で出来ているため現在も錆びることなく残っているそうです
アーチ・スクリーン
石材の寄せ集めなので柱のデザインはバラバラだそうです
柱の上に野生のインコがいました
この列柱をくぐった先にあるのは
アライ・ミナール
ハルジー朝(1290-1320)第3代スルタン アラー・ウッディーン・ハルジー(在位1296-1316)が
クトゥブ・ミナールの2倍の大きさの塔を造ろうと建設した直径25mの基底部
完成していれば100mは大きく超える塔になったと言われていますが財政難で中止されたそうです
真ん中にあるのは井戸 奥のアーチのある建物は奴隷王朝第3代スルタン シャムスディーン・イルトゥミシュ廟
クトゥブ・ミナールとその建造物群は1983年に世界遺産に登録されました
入口の近くには氷を載せた自転車があり
その氷を使ったラムネが売られていました