昼食を終えて、ワーラーナシーの街から北へ向かいました
車も人も多くなってきたと思ったら
ワーラーナシー・ジャンクション駅でした
この駅は市内にあるシヴァ神を祀ったヴィシュワバート寺院を模して造っているそうです
ヴァルナ川を渡ります
高架橋から見た街の様子
30分くらいでSarnath(サルナート)に着きました
まずは考古学博物館へ(リンク先で詳しい所蔵品がご覧になれます)
館内はカメラ、ビデオ、携帯電話も持ち込み禁止でした(写真はホームページからお借りしました)
右下はインドの国章や硬貨にも使われている4頭の獅子を冠した石柱です
博物館を出たら賑やかな音楽が聞こえてきました
この日はジャイナ教の祝祭日でジャイナ寺院にお参りに来た人達が演奏しながら歩いていました
サルナートは仏教4大聖地の一つでブッダが悟りを開いた後初めて説法を説いた地とされています
この地で説法を聞いた5人の僧侶が世界各地に仏教を伝えたと言われています
最も栄えた7世紀頃には数百の寺院や塔が立ち、1000人以上の僧侶が修行に励んでいたそうです
13世紀になってイスラム勢力が侵入すると多くの寺院が破壊されたそうです
現在は発掘された遺跡が整備されて公園になっています
スリランカ、ミャンマー、タイなど仏教国からの巡礼者が訪れてお経をあげていました
博物館で見た4頭の獅子像が立っていたアショカ王の石柱
ヴィハーラ(僧坊)跡
壁に貼られている金箔はタイから訪れた仏教徒が貼ったものだそうで、貼り付け禁止の看板がありました
ほとんどの建物が土台の煉瓦のみでしたが、所々にレリーフも残っていました
Panchay Tan Temple跡
5世紀に建てられたお寺の土台部分が残っていました
Dhamekh Stupa(ダメーク・ストゥーパ)
5世紀に建てられた仏塔で基壇を含めた高さ42m、基壇部分の直径は28.5mだそうです
この周りを3度回ると願い事が叶うと言われているそうです
ストゥーパの壁のレリーフ
Dharmarajika Stupa(ダールマジカ・ストゥーパ)と呼ばれる仏塔の基壇跡
ブッダの初転法輪を記念してアショカ王が建てたと言われています
露店が並ぶ道を5分くらい歩いたところに
Mulgandaha Kuti Vihar(ムルガンダ・クティ寺院)があります
1931年に建てられたスリランカ寺院で、サルナートで最も大きな寺院です
ご本尊
本堂の壁にはフレスコ画でブッダの一生が描かれています
こちらはブッダの誕生
修行
悟り
初説法
入滅
これらの壁画は1932年に日本人画家野生司香雪(のうすこうせつ)が描いたものだそうです