昼食後、バスの待っている場所まで旧市街を抜けて行きました
写真は1832年に建てられたСвета Неделя(聖なる日曜日教会)
バスが待っていた所にもローマの遺跡がありました
レリーフも綺麗に残っていました
プロヴィディフの街を出て北へ向かいました
Казанлък(カザンラク)まで124kmの道程です
ひまわり畑の隣にはソーラーパネルが平然と並んでいました
ラベンダー畑もありました
1時間半くらいでカザンラクに到着しました
カザンラクはブルガリアのほぼ中央に位置する都市でバラの谷の東寄りにありバラ産業で有名です
6月の第1日曜日には収穫を祝うバラ祭りが行われています(写真はバラ祭りの会場になる広場)
カザンラクの町でもうひとつ有名なのが1979年に世界遺産に登録されたトラキア人の墳墓です
この階段を登ると
こんな建物が見えてきます
1944年防空壕を掘っている時に発見された古代東ヨーロッパ周辺に住んでいたトラキア人のお墓です
紀元前4世紀から3世紀のオリジナルの墓を保護する為の建物に囲まれていてます
オリジナルの建物はこんな感じです
狭い回廊と丸い埋葬室とで構成されています
発見された当時の入口
オリジナルは非公開ですが隣に忠実に再現されたレプリカが造られています
中に一度に入れるのは5人までです
回廊はとっても狭いです
墓にはヘレニズム時代初期の最高傑作と言われる壁画が描かれています
回廊に描かれている対決する2つの軍隊
埋葬された王の生前を描いたものだと言われています
埋葬室のドーム部分には果物を盛ったテーブルの前に座っている夫婦と贈り物を持ってくる使用人が描かれています
夫婦はヘレニズム時代に英雄のシンボルとされた月桂冠を被っているそうです
お互いの手首をつかんでいるのは告別の身振りをしているのだそうです
馬の描き方が素晴らしいということでも有名だそうです
中央部分には馬車も描かれています
内部で見つかった副葬品
古代に盗掘にあったと考古学者は考えているそうです
次に向かったのは1907年設立のバラ研究所の建物を利用しているバラ博物館
バラやローズオイルを生産する為の資料や農具
ローズオイルを保管、輸送するための容器が展示されています
1947年まで使われていた容器からはバラの香りが漂っていました
1912年に開設された最初のローズオイル研究室が再現されていました
ブルガリア産のローズオイルは品質も良くフランスの香水メーカーでも大人気だそうです
バラの女王の写真が飾られている部屋もありました
バラの季節は終わっていましたが少しだけ花が残っていました
敷地にはラベンダーも植えられていていい香りがしていました
作業をしている方がラベンダーを摘んでプレゼントしてくれました