2019年3月26日の香港の旅の続きです
9時ごろホテルを出発しました
香港藝術館と香港大空館の間の通路を通っていきます
通りには躑躅が綺麗に咲いていました
旧九広鉄路鐘楼
香港と広州の間を結んでいた鉄道路線の尖沙咀駅で唯一残された建築物です
赤レンガと花崗岩でできた建物で高さは44mありその上に7mの避雷針が取り付けられています
この日は香港島に出かけることにしました
対岸に渡る方法はいくつかあるのですが今回は天星小輪に乗る事にしました
フェリー埠頭にはバスターミナルやタクシー乗り場が設けられています
対岸に渡る航路は湾仔行きと中環行きの2つあり今回は中環行に乗ります
中環行きは6分から12分間隔、湾仔行きは8分から20分間隔で運航しています
正面に見える建物の方角が湾仔
フェリーには上層デッキと下層デッキがあります
運賃はさほど変わらないので景色を眺めるには上層デッキがお勧めです
香港島まで6分の短い船旅です
1888年に設立された「カオルーン・フェリー・カンパニー」によって
イギリスの植民地だった香港島と中国大陸側の九龍半島の間を繋ぐ公共交通手段として運航を開始しました
その後のアヘン戦争の終結と南京条約の締結を受けて
九龍以北、深圳川以南の新九龍及び新界地域の租借が締結された後
1898年にイギリス系企業である「スター・フェリー」社によって会社そのものが引き継がれました
1972年ヴィクトリア・ハーバーの両サイドを結ぶ海底自動車トンネルの開通により
バスやタクシー等の車による往来が便利になったため乗客数が減少しました
1980年には地下鉄荃湾線の尖沙咀駅から金鐘駅までが開通
1989年に2本目の自動車トンネルが開通した事により
ヴィクトリア・ハーバー両サイドを結ぶ交通手段の主役の座からは降りることになりました
現在は9隻の船を使い運航しています
2006年中環のフェリー埠頭は自動車専用道路建設に伴う区画整理に伴い
以前よりも数百メートル沖合に埋め立てられた場所に移転新築されました
中環の埠頭付近から見た尖沙咀
短い動画ですがフェリーに乗った気分を味わってください *注意*音が出ます