クニヤウォークを歩いた後、カルチャーセンターへ
カルチャーセンター内の展示物やアナング族が描いている絵は撮影禁止でした
大きな作品はかなりお高いので小さな作品を記念に2枚購入しました
センターを後にウルルの麓へ向かいました
ウルルの登頂口は
強風の為に閉鎖されていました
ウルルの伝統的所有者アナング族は文化上、安全上、環境的理由により登頂を勧めていません
英語、日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、中国語でメッセージがありました
日本語で書かれていたメッセージです
登頂には往復約2時間を要するそうです
しかも最初はこんな急勾配を鎖を使って上ります
鎖の部分をアップにしてみました
元々母には登れそうにないので登頂はするつもりはありませんでしたが間近に見ると私でも無理だと思いました
登頂口の近くからの散策路マラウォークを歩くことにしました
往復2km、約1時間のコースです
「マラ」は「Rufous hare-wallaby Lagorchestes hirsutus」という絶滅危惧種のワラビーです
アナング族はマラを自分たちの先祖だと思っているそうです
ゴロゴロと落ちている岩を見ながら進みます
ウルルの表面は穴が開いたり亀裂が入っていたりしています
道は平坦で整備されているので歩きやすかったです
10分ほど歩くと「Kulpi Watiku」(男たちの洞窟)と言う洞窟が見えてきました
この場所でキャンプをしたり狩の道具を作ったり狩に出かけた仲間達を待ったりしたそうです
洞窟内部の黒っぽい色が本来のウルルの色だそうです
この洞窟を過ぎると女性たちの聖地「Mala Puta」があり撮影禁止の看板が立っていました
次に見えてきたのは「kulpi Minymaku」(台所の洞窟)です
女性や子供達がこの場所で調理をしたそうです
出っ張ている岩にはエミューの足跡の壁画もありました
この洞窟はかなり広かったです
次に見えてきたのはこんな洞窟(名前は忘れました)
この洞窟では音が反響していました
こんな壁画も描かれていました
洞窟の中からはこんな景色が見えます
大雨が降ると2段の滝が見える場所の下には
「Tjilpi Pampa Kulpi」(長老たちの洞窟)がありました
かなり天井が低い洞窟で男が女の聖域へ女が男の聖域へ行かないように長老がここで見張っていたそうです
黒くなっているのは煤です 壁画もありました
25分歩いた頃こんな景色が見えてきました
岩肌には前日の雨で黒く濡れた跡がありました
30分歩いた頃、この道の終点の「Kantju Gorge」(カンジュの滝)が見えてきました
「Kantju」はアナング族の言葉で「静寂」という意味だそうです
ウルルで一番落差がある滝で高さ90mだそうです
近くに行くと滝の全部は見えませんでした 水はチョロチョロと流れているくらいでした
雨が降った後3時間くらいは流れている水が見えるそうです
滝壺は遊泳禁止と書かれていました 前日の雨で水量はかなりありました
帰りも同じ道を戻りました
行きはこんなにたくさんの人がいたので見れなかった洞窟へ向かいました
「Kulpi Nyiinkaku」(教育の洞窟)は長老が若者に生活や狩猟を教えていた場所だそうです
岩に書いて説明をしていたので壁画がたくさん残っていました