2017年7月12日の続きです
ウルルの日の出会場を出発してウルルの麓へと向かいました
空いっぱいに広がっていた雲が途切れて少しずつ青空が覗いてきました
ウルルのすそ野をグルっと回ります
ところどころに聖地があり写真撮影が禁止されている場所もあります
褶曲した地層が縦じまを作っています
地図の右下にある日の出会場を出てカルチャーセンターの前を通り
ウルルの西側にあるMALA WALKの前を通りほぼウルルを1周した後
ウルルの南側にあるKUNIYA WALKという散策コースを歩きました
往復1kmのコースです
道は整備されていて歩きやすかったです
途中にはこんな大きな岩がゴロゴロしていたり
洞窟がありましたが、人がたくさんいたので帰りに入ることにして先へ進みました
まだ日が当たっていない場所は少しうす暗かったです
リバーレッドガムと言われるユーカリ・カマルドレンシス
アナング族が水場を探す目印としていたそうです
山火事で黒くなっている木もありました
散策路の終点にはムティジュルの泉があります
アナング族が使用していた水場で他の場所の水場が枯れてもこの場所だけは枯れることがないそうです
右の白い所は水が流れた跡ですが、左の黒い所には水がチョロチョロと流れていました
この水場のそばの岩肌には「ウルルのハート」と呼ばれている窪みがあります
その下には「ピースサイン」のようにも見える窪みもあります
これは自然にできたものですがアナング族の伝説ではクニヤの怒りの跡だそうです
昔「クニヤ」と呼ばれているニシキヘビがいました
自分が生んだ卵を育てようと故郷ウルルに戻ってくると甥が毒蛇の「リル」に殺されたとの話を聞きました
激怒した「クニヤ」は「リル」に戦いを挑み激闘の末、「リル」をこん棒で殴りつけ殺しましたが
自分も「リル」の毒によって息絶えてしまったそうです
岩肌にある大きな亀裂が「クニヤ」が「リル」を殴った時にできたものだそうです
「クニヤ」はこの岩に姿を変え泉を見守っているそうです
「クニヤ」の顔の下にムティジュルの洞窟があります
内部の壁面にはたくさんの壁画が描かれています
芋虫みたいに見えるのは腰蓑で男性を表しているそうです
4重の丸は水の波紋、アルファベットのUみたいなのは人間のお尻の跡だそうです
幾世代にもわたって描かれているので壁画が重なっています
この洞窟の中で狩猟の獲物を焼いて食べたので天井は黒くなっています
デコボコしているところはイワツバメの巣だそうです
黄色い点々は天の川を表しているそうです
赤い角がある絵は悪魔クルパンでディンゴの事だそうです
ちょっとわかりづらいですが男性を表すブーメランもありました
女性は棒とお皿で表すそうです
白い矢印はエミューの足跡
昔はこの辺りにもたくさんのエミューがいたそうですが最近はあまり見かけないそうです
戻る途中にもう一つ小さな洞窟がありました
若者たちが狩の練習に使ったものだそうです
この洞窟の中にも少し壁画がありました
40分ほどで散策を終えました
行きには陰になっていた岩肌に太陽の光が当たっていました